不動産の売却は、専門家である不動産会社に任せることが基本です。不動産の売却は大きな金額が動くこともありますので、まずは信頼できる不動産会社を選ぶことが大切です。以下のようなポイントをチェックしながら選びましょう。

無料査定などを利用して査定額を出してもらったら、担当者に査定額の根拠を詳しく聞き出してみましょう。信頼できる不動産会社なら、査定額の根拠を詳しく説明できるはずです。

査定額を計算するために、不動産会社が利用する情報は「REINS（レインズ＝REAL　ESTATE　INFORMATION　NETWORK　SYSTEM（不動産流通標準情報システム））」という全国共通のデータベースがもとになっています。そのため、どの不動産会社でも得られる情報は同じなのです。ところが査定額は会社ごとに異なります。ここで生じる価格の差が、不動産会社ごとの考え方の違いなのです。

不動産売却は、住まいの購入と同じくらい非常に大きな取引です。不動産会社の担当者は、ちゃんと顧客の不安や想い、立場などを考えて寄り添ってくれているのか、物件の資産価値や将来のことまで考えて提案してくれるのかを見極めましょう。

不動産会社によって重視するポイントは異なりますので、まずは不動産会社のホームページなどを確認して会社ごとの考え方をチェックしておきましょう。

不動産は、エリアはもちろんのこと種別や広さなどによって相場が大きく変化します。まずは不動産会社の売却実績を確認して、これから売却を考えている物件があるエリアでの実績があるかどうかを見てみましょう。昔から地域に密着している不動産会社なら安心です。

不動産を売却してプラスになった場合、その利益には税金がかかります。売却前に、どのような税金がかかるのかチェックしておきましょう。

不動産を売却した場合、手に入った利益が「譲渡所得」として課税対象になります。譲渡所得は以下の計算式で求めることができます。